旅行業を始めるまでの流れ【開業】

旅行業を開業するまでの法人設立以外のことは、すべてご自身で行うことになるかと思います。旅行業を始めるまでの流れを見ていきましょう。

旅行業協会に入会して旅行業開業

旅行業協会に入会することを前提に記載しています。

ざっくり簡単に言うと、旅行業務取扱管理者試験に合格→法人設立&事務所契約→旅行業協会入会申請→旅行業登録→旅行業協会入会→開業のような流れになります。

最も悩ましいのが書類の準備や提出先だと思います。ただ、入会予定の旅行業協会や都道府県に旅行業登録について問い合わせれば教えていただけると思います。自分ひとりで旅行業の登録は可能です。

旅行業務取扱管理者

まず、旅行業務取扱管理者試験に合格する必要があります。もしくは、取得者を従業員として雇うなどが必要となります。国内のみなら国内旅行業務取扱管理者、国内以外の場合は、総合旅行業務取扱管理者が必要となります。

法人設立

法人で行う場合の資本金は、360万円以上が必要となります。財産的基礎部分として300万円。旅行業協会へ弁済業務負担金として60万円となります。 別途、事務所や電話番号、FAXなどの設置などで、各種経費がかかりますので運転資金等も含めるとそれ以上必要になります。 個人事業主で行う場合は、個人事業主での届け等を行ってください。

事務所賃貸契約

事務所が必要になります。事務所の契約書と登記簿謄本の住所、法人名は同じである必要があります。また、賃貸契約は、事業用としてください。居住用で契約すると面倒です。ただし、間借り等する場合は、賃貸オーナーに転貸借契約書を作成していただく必要があります。通常のオーナーや不動産は嫌がることが多いので、同居承諾書でも構いません(提出時多少コツあり)。

旅行業協会へ入会書類受け取り、提出

旅行業協会にて書類を受け取ります。旅行業協会の書類と都道府県に提出する書類を受け取ります。必要な物を揃えて、期日までに再度提出します。旅行業協会で必要事項は教えて頂けますのでお問い合わせ下さい。 その際、面接のことも話があると思いますので確認してください。

面接

面接の日時の連絡が来て、旅行業協会にて面接、審査があります。面接は、数人の理事に色々と話を聞かれます。経歴だったり、どういう業務をするのかなどです。面接といっても、形だけですので普通に応対できる人なら特に問題なく入会できます。 面接は、私服でもスーツでも良いです。

入会承認

その後、入会が承認され、旅行業会より入会承諾書が送付されてきます。

旅行業登録

入会承諾書を持ち、行政庁へ登録手続きを行いに行きます。東京の場合は、電話で確認し予約して行きます。 必要書類等は、旅行業協会でもらったものを提出します。

旅行業登録の決定

後日、登録決定の通知、連絡がきます。この連絡は、東京都の場合、FAXになりますのでFAX設置は必須になります。行政庁にて手数料(90,000円)を現金で納付します。

弁済業務保証金分担金納付

弁済業務保証金分担金と入会金を旅行業協会に14日以内に納付します(銀行振込)。通常は、当日、旅行業登録が決まった足で弁済業務保証分担金を支払いに行ってしまった方が早いです。そして旅行業協会へ届け出てください。その際、今後の手続きやサービスの案内などがあり、旅行業協会にて必要なものは購入することができます。

その他、旅行業協会への入会金、年会費等が必要になります。また、全旅クーポン会員になることでこちらも年会費等が必要になります。

開業

以上でいよいよ開業です。Webサイトを作ったり、営業をしましょう!

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